機密情報を AI ツールに貼り付けても安全?
ツールについての 3 つのこと、つまり文章をどこで処理するか、保存するか、学習に使うか、そして勤務先のルールしだいです。すべてを確認できないなら、その文章は共有されたものと考えましょう。端末上で動くツールなら、最初の 3 つの問いはそもそも生じません。
機密にあたるもの
思っているより多くあります。顧客の名前や詳細、同僚の健康・給与・評価に関すること、未発表の計画、契約条件、交渉した価格、社内の数字、そしてもちろんパスワードやアクセスコード。中でも他人についての文章はもっとも慎重に扱うべきものです。多くの国で、個人情報には、文がどれほど無害に見えても法的な義務が伴います。
貼り付ける前に聞くべき 4 つの質問
- 文章はどこで処理されるのか。自分の端末か、提供元のサーバーか。それはどの国か。
- 保存されるのか。期間はどのくらいか。提供元の誰かが読めるのか。
- 学習や製品改善に使われるのか。初期設定でオンか。自分のプランにも当てはまるのか。
- ほかに誰が扱うのか。多くの AI ツールは、文章を別の会社のモデルに渡します。その会社のポリシーも重要です。
答えはツールのプライバシーポリシーと設定にあります。答えがあいまいだったり、5 つの文書に散らばっていたりするなら、それもひとつの答えです。
まず勤務先のルール
承認済みツールの一覧を持つ組織は多く、業務の文章を外部サービスに入れることを一切禁じているところもあります。プライバシーポリシーが優れたツールでも使えないことはありますし、何も漏れなかったとしてもルール違反は問題になります。迷ったら、貼り付けた後ではなく、貼り付ける前に確認しましょう。
貼り付ける量を減らす
どのツールを使うにしても、いちばん安全なのは貼り付けなかった文章です。文の手直しを頼む前に、ツールが見る必要のない部分を取り除きましょう。
もっと柔らかく言い換えて:「鈴木健太さんが 3 月 3 日から病気休暇を取っているため、北村商事との契約が遅れています。」
もっと柔らかく言い換えて:「メンバーの不在により、契約が遅れています。」
ツールは同じように口調を整えられます。名前はあとから自分で戻せばよいのです。数字、住所、人や顧客を特定できるものも同じように扱いましょう。
ツールが端末上で動く場合
端末上で動くツールなら、最初の 3 つの質問には自然に答えが出ます。文章はあなたのパソコンで処理され、保存するサーバー上のコピーはなく、学習に使われうるものは何も送られません。
Private Writing Assistant はこの方式です。チェックと書き換えは Chrome Built-in AI を使ってあなたのパソコン上で動き、ウェブサイトで書いた文章は私たちや AI サービスに送られず、どのモデルの学習にも使われません。勤務先のルールの代わりにはならず、それを満たすかどうかは組織が判断することです。それでも、サーバーがあなたの文章をどう扱うかという問いはなくなります。端末の外に出る可能性がある 2 つのもの(どちらにも文章は含まれません)はプライバシー ポリシーに記載しています。
Private Writing Assistant を Chrome に追加して、機密の文章もどこにも送らずにチェック・書き換えしましょう。各段階は仕組みで説明しています。